一人暮らしの道具箱にずっと眠っていた土鍋。鍋の季節だけの出番から、平日の晩ごはんの主役に変えてみた話。
働く人の腰・肩・冷え・疲れを、仕事の合間にできる現実的な方法で紹介します
土鍋、年に数回しか出してなかった
俺の家にある土鍋、買ったのはもう3年前だ。冬に鍋をやろうと思って奮発したはいいものの、気づけば戸棚の奥でずっと眠っている。理由は単純で、「土鍋=鍋料理専用」だと思い込んでいたからだ。仕事終わりに鍋の準備をする気力なんてそうそう湧かないし、結局レンチン一択の日が続いていた。
雑炊とおかゆだけの道具じゃなかった
先日、たまたま実家に帰ったとき、母親が土鍋でご飯を炊いているのを見た。「え、それ普段使いなの」と聞いたら、「土鍋って蒸すのも炊くのもできるから、意外と万能なのよ」と当たり前のように返された。試しに家に帰ってから、土鍋で豚汁を作ってみた。具材を煮込むだけなのに、いつもの鍋よりじんわり熱が回る感じがして、湯気の立ち方まで違う気がした。
平日の晩ごはんが、ちょっとした儀式になった
それからは、休みの前日にあえて土鍋を使うようにしている。作業自体はいつもと大差ないのに、火にかけてぐつぐつ言い出す音を聞いているだけで、なんとなく肩の力が抜ける時間になった。仕事終わりでバタバタしていても、土鍋の前に立つと少しペースが落ちる。多分、電子レンジの「チン」で完結する食事にはない、待つ時間があるからだと思う。
この「待つ」って感覚、仕事ではまず味わえない。効率と速さがすべてのデスクワークにいると、忘れがちな感覚だなと改めて思った。
手入れは思ったよりゆるくていい
土鍋というと「手入れが面倒」というイメージがあったが、実際は使ったら洗って、しっかり乾かしてしまうだけ。目止めなど最初の一手間はあるものの、それさえ済ませれば普段の扱いは意外と気楽だ。むしろ、フライパンや圧力鍋より気を使わない気がしている。
道具が変わると、暮らし方も変わる
正直、土鍋を買った当初は「冬の鍋用の贅沢品」くらいの感覚だった。でも実際に使う頻度を増やしてみると、道具ひとつで晩ごはんの過ごし方が変わることに気づかされる。手早さを求める日が多いからこそ、あえて時間のかかる道具を選ぶのも悪くない。
今度は炊き込みご飯にも挑戦してみようと思っている。土鍋、思ったより出番のある奴だった。
※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。紹介している商品は医薬品ではなく、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や治療中の方は、医師など専門家にご相談ください。
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