残業で帰りが遅くなった日ほど、寝る直前までスマホの明かりを見ていた。眠れなくなった理由に、遅くなって気づいた話。
働く人の腰・肩・冷え・疲れを、仕事の合間にできる現実的な方法で紹介します
残業日の夜、俺はいつも同じことをしていた
仕事が長引いた日ほど、家に着いてからも頭がずっと仕事モードのままだった。飯を食って風呂に入っても、なんとなく落ち着かない。それでベッドに入ってからスマホでニュースやSNSを見て、そのまま照明を消す。これがここ数年の俺の「残業後ルーティン」だった。
ある晩、いつもより布団に入るのが1時間早かった日があった。それでもスマホを見る時間は変わらず、結局寝ついた時刻はいつもとほぼ同じ。そこで初めて「早く横になったこと」と「実際に眠れること」は別物だと気づいた。
体は「オンとオフ」を切り替えている最中だった
体には交感神経と副交感神経という、いわば体のアクセルとブレーキみたいな仕組みがあると言われている。仕事中や緊張しているときはアクセル側が優位になり、リラックスするとブレーキ側に切り替わっていく。夜、眠くなっていくのはこの切り替えが進んでいくからだと考えられている。
問題は、明るい画面を見続けることがこの切り替えの邪魔をしやすいという点だ。画面の光そのものより、次から次へと情報が流れてくることで頭が「まだ処理中」の状態になり、アクセル側が下がりきらないらしい。残業で疲れているはずなのに妙に目が冴える夜があったのは、これが理由の一つだったんだと思う。
やめたのは「スマホ禁止」じゃなく「置き場所」を変えたこと
禁欲的にスマホを我慢するのは俺には無理だった。だから工夫したのは一つだけ。布団に入ってから触らないよう、寝る前に充電器ごとベッドから2mくらい離れた場所に置くようにした。手が届く範囲にないだけで、「ちょっと見るか」という一手間が面倒になって、自然と触らなくなった。
代わりにやるのは、電気を落としたあと数分だけ天井を見て、今日あった仕事のことをひとつだけ思い出す。「あの件、明日メールしよう」くらいの軽い整理でいい。頭の中の「まだ処理中」を減らしてやる感じだ。
変化があったのは寝つきより「夜中の目覚め方」
正直、この習慣を始めてすぐに寝つきが劇的に早くなったわけではない。ただ数週間続けたころ、夜中にふと目が覚めたときの感覚が違うことに気づいた。前は目が覚めるとスマホに手が伸びて、そこから完全に覚醒してしまっていたが、今は目が覚めても「まだ夜中だな」と思ってそのまま寝直せる日が増えた気がする。感じ方には個人差があると思うけれど、これは俺にとって地味に大きい変化だった。
体の土台にも目を向けてみる
デスクワークが長い日は、姿勢が崩れたまま夕方まで座りっぱなしということも多い。骨盤が傾いた状態で座り続けると、体は無意識にバランスを取ろうとして、余計な力が入り続けるとも言われている。これも交感神経が下がりきらない一因になっているのかもしれない。眠りの話をしていると、結局は日中の姿勢や体の土台ともつながっているんだなと感じることが多い。
男が夜のルーティンを気にするって、別に変じゃない
正直、こういう話を同僚にすると「意識高いな」と冷やかされることもある。でも夜どう過ごすかで翌朝の頭の重さが変わるなら、これは仕事の効率の話でもあると思っている。スマホを置く場所を変えるだけの、誰でも今夜から真似できる小さい工夫だ。今日の残業終わり、試しにスマホをベッドから遠ざけてみてほしい。
※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。紹介している商品は医薬品ではなく、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。
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