サービスエリアでの休憩、座って一服してないだろうか。長時間運転で固まった腰と股関節には、実は逆効果かもしれない話。
働く人の腰・肩・冷え・疲れを、仕事の合間にできる現実的な方法で紹介します
休憩のたびに座り直していた
営業で車移動が多い俺は、月に何度か2〜3時間の運転をこなす。サービスエリアに着いたら、まずコーヒーを買って、ベンチに座って一服。これが長年の休憩スタイルだった。
でもあるとき、休憩から戻って運転席に座り直す瞬間、腰が「ギシッ」と固まる感覚に気づいた。休憩したはずなのに、体はむしろ縮こまっている。おかしいなと思って、少し調べてみることにした。
座る姿勢は、実は骨盤にとって負担が続く姿勢
運転中は股関節が90度近くに曲がった状態がずっと続く。骨盤が後ろに倒れやすく、腰まわりの筋肉も同じ角度で固定されがちだと言われている。そこへ休憩でまた座ってしまうと、体としては「同じ姿勢の延長」でしかない。座って休んだつもりが、骨盤や股関節にとっては休憩になっていなかったわけだ。
これは根性論や気合いの問題じゃなく、単純に姿勢の物理的な話。同じ角度をキープし続ければ、その部分の血流や筋肉の動きは滞りやすくなる、というのは体のしくみとして自然なことらしい。
立って、少し歩くだけ、に変えてみた
それに気づいてから、休憩は「座らずに歩く」に変えてみた。といっても大げさなことはしていない。トイレまで少し遠回りする、売店をぐるっと一周する、給油の間は車の外に立って伸びをする。それくらいのことだ。
やってみると、運転席に座り直したときの体の感覚が違う。腰がすっと伸びる感じがあって、次の1〜2時間の運転が心なしか楽に感じた。もちろん個人差はあるし、これで腰痛が解消するとかそういう話ではない。ただ、股関節や骨盤まわりが同じ角度で固まり続ける時間を減らす、という意味では理にかなっているように思う。
男が体のケアを気にするのは、別に変じゃない
こういう話をすると「気にしすぎじゃないか」と言われることもある。でも1日に何時間もハンドルを握る仕事なら、体は完全に「使う道具」だ。道具の手入れをするのと同じ感覚で、姿勢や骨盤の負担を減らす工夫をするのは、むしろ当たり前のことだと思っている。
休憩中にコーヒーを飲むのは変わらない。ただ、座って飲むか、立って飲むか。それだけの違いで、次の運転の体の軽さが変わる気がしている。
もうひとつ、休憩以外でやっていることがある。運転中は自分で姿勢を保つのが難しい。ハンドルを握っている間、骨盤を立てておこうと意識し続けるのは無理な話だ。だったら外から支えてもらえばいい、ということで骨盤ベルトを使っている。
選ぶときに条件にしたのは、つけっぱなしにできることだった。運転前に巻いて、着いたら外して、という手間があると絶対に続かない。一日中つけていても苦しくならず、動いてもズレないものなら、朝つけてそのまま仕事を終えられる。正直、ガードルみたいなものは自分には縁がないと思っていたが、男が普通に使えるタイプもちゃんとある。
長距離の合間にできる、現実的な工夫
特別な体操やストレッチのやり方を細かく決める必要はない。大事なのは「座りっぱなしの角度から一度離れる」ことだと思う。歩く、伸びをする、荷物を運ぶついでに体を動かす。仕事の合間にできる範囲で十分だ。
次のサービスエリアでは、ベンチに座る前に、まず少し歩いてみてほしい。それだけで、運転席に戻ったときの体の感覚がちょっと違うはずだ。
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