哺乳瓶を洗う手、冷たいと気づいた深夜2時

夜中の授乳あけ、洗い物をする手が驚くほど冷たいことに気づいたのは産後3ヶ月の頃。私と同じように「自分の体は後回し」になっている人に、手先の冷えと体の巡りの話を届けたいです。

ミホ
この記事を書いた人
ミホ#産後と子育て

産後・子育て世代の目線で、休めない毎日でもできる体のいたわり方を届けます

深夜のキッチンで気づいた、指先の冷たさ

赤ちゃんが寝てくれた隙にミルクの道具を洗う。授乳の合間の細切れの時間って、本当にあっという間ですよね。私も産後しばらくは、そんな深夜のキッチンに何度も立ちました。ある夜、蛇口から出るお湯に触れた瞬間、自分の指先がびっくりするくらい冷たいことに気づいたんです。「あれ、私こんなに手が冷えてたっけ」って。

妊娠中はあんなに体がぽかぽかしていた気がするのに、産後は急に足先や手先が冷たく感じる、という声をよく聞きます。私自身もそうでした。赤ちゃんのお世話に必死で、自分の体の変化になかなか気づけない。そんな中で「冷え」だけが静かに積み重なっていくような感覚がありました。

産後の体に起きている「巡り」の変化

産後は、出産という大仕事を終えたあと、ホルモンバランスが大きく動く時期だと言われています。それに加えて、抱っこや授乳で同じ姿勢を長く続けることも多く、体を大きく動かす機会がぐっと減ってしまいますよね。血流は筋肉の動きとも関わっていると言われていて、動きが少ない時間が続くと、体の末端まで巡りが行き届きにくくなることもあるようです。

さらに、寝不足や気を張り詰めた状態が続くと、自律神経のうち緊張時に働く交感神経が優位になりやすいとも言われています。赤ちゃんの泣き声にすぐ反応できるよう、体がずっと「臨戦態勢」でいるようなものかもしれません。リラックスして休むための副交感神経に切り替わりにくいと、体の内側から温まる感覚が持ちにくくなる、という考え方もあるようです。

つまり、手足の冷たさは「気のせい」でも「体力がないから」でもなく、産後特有の体の状態が関わっている可能性があるということ。私はそれを知って、少しだけ自分を責める気持ちが軽くなりました。

休めない毎日の中でできた、小さな工夫

とはいえ、ゆっくりお風呂に浸かる時間も、マッサージに行く時間もない。それが産後の現実ですよね。だから私は「ながら」でできることを探しました。

  • 授乳しながら、足首を回したり指を軽く動かしたりする
  • 哺乳瓶を洗うお湯の温度をいつもより少し上げてもらい、手を温める時間として使う
  • 寝かしつけの後、湯たんぽを足元に忍ばせておく
  • 腹巻きやレッグウォーマーを、部屋着の下にさりげなく仕込む
  • 骨盤ベルトを巻いておく。抱っこの時間はもちろん、そのまま眠る夜も

特に湯たんぽは、授乳クッションと同じくらい私の相棒でした。抱っこで固まった体を横にする瞬間、足元にじんわりとした温もりがあるだけで「今日もよくやったな」と自分をねぎらえる気がしたんです。効果を保証するものではないけれど、あの温もりに救われた夜は一度や二度ではありません。

また、抱っこや授乳のときに前かがみの姿勢が続くと、骨盤まわりが固まりやすく、それが下半身の冷えにもつながっているのかもしれない、と感じることもありました。姿勢が崩れたままだと体の巡りにも影響しやすいと言われているので、赤ちゃんを抱っこする合間に、一度背筋を伸ばして深呼吸するだけでも違う気がしています。

私の場合はそこに、骨盤ベルトを足しました。締め上げるようなものではなく、正しい位置で締めて骨盤を支えてくれるタイプです。赤ちゃんを抱えたまま自分で背筋を伸ばし続けるのは正直むずかしいので、「土台の方を先に決めてしまう」感覚に近いでしょうか。

意外だったのは、つけるのは日中だけじゃないと教わったことです。眠っている間は全身の力がすっかり抜けているので、骨盤まわりにとってはむしろ都合のいい時間なんだそうです。言われてみれば、日中は抱っこでも家事でも、どこかしらに力が入りっぱなし。私が選んだものは一日中つけていても苦しくない作りだったので、夜もそのまま、パジャマの下に巻いて寝るようになりました。着替えのついでに巻くだけで、あとは何もしなくていい。休めない毎日の中でも続けられたのは、たぶんそこが理由です。

自分をあたためることは、後回しにしていい理由にならない

赤ちゃん優先の毎日だと、自分の体のことなんて二の次、三の次になりがちです。私もそうでした。でも、冷えた手のままだとミルクを作る手つきもぎこちなくなるし、心もどこか張り詰めたままになる気がします。自分を少しあたためることは、赤ちゃんのお世話を後回しにすることじゃなくて、むしろ長く付き合っていくための準備なんだと、今は思っています。

深夜のキッチンで冷たい指先に気づいたあの日から、私は「気づいたら手を温める」を自分ルールにしました。特別なことじゃなくていいんです。カイロをポケットに入れる、白湯を一杯飲む、湯たんぽを抱えて座る。それだけで、次の授乳までの数時間を少し軽い気持ちで迎えられる気がしています。

同じように休めない毎日を過ごしているどなたかにも、この小さなあたための習慣が届きますように。

この記事で紹介したアイテム
コシラック(骨盤ベルト)

一日中つけていても苦しくなく、動いてもズレにくい。通気性のよい生地で、長時間つけても快適に過ごせる、骨盤ケアを続けたい人に選ばれている骨盤ベルトです。

コシラックを見てみる →

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。紹介している商品は医薬品ではなく、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や治療中の方は、医師など専門家にご相談ください。

Little Good Days 編集部
サチミホレイコタクヤユウコハル

あなたの毎日を、少しだけ良く・楽しく。からだの悩みから暮らしのヒントまで、編集部それぞれの目線でお届けします。

ブログに戻る