抱っこのたびに肩がぎゅっと上がっていませんか。私も産後、写真に写った自分の肩の位置を見て初めて気づきました。今日はその話をします。
産後・子育て世代の目線で、休めない毎日でもできる体のいたわり方を届けます
写真に写った、自分の肩
息子が生まれて数か月たった頃、夫が撮ってくれた写真を見て「あれ」と思ったことがあります。抱っこしている私の肩が、耳のすぐそばまで上がっていたんです。自分では気づいていませんでした。抱っこ紐を締める時も、腕だけで支えようとする時も、いつのまにか肩に力が入っていたんだと思います。
肩が上がるのは、体が「守ろう」としているから
抱っこや授乳の姿勢は、どうしても前かがみになりやすく、腕とお腹の力で赤ちゃんを支えようとします。すると体は無意識に肩をすくめて、上半身をぎゅっと固めることでバランスを取ろうとするそうです。これは怠けているわけではなく、体が「不安定な姿勢から赤ちゃんを守ろう」として反応している、自然な動きなのだと聞いたことがあります。
ただ、この状態が長く続くと、肩まわりの筋肉はずっと緊張したままになります。肩こりや首の張りだけでなく、呼吸が浅くなったり、体がこわばったままリラックスしづらくなったりすることにもつながっていると言われています。抱っこという「愛情そのもの」の行為が、体には地味に負担をかけているというのは、なんだか不思議な話ですよね。
肩だけの話じゃなかった
助産師さんに相談した時に言われたのが、「肩が上がる人は、だいたい骨盤も後ろに倒れていますよ」という一言でした。前かがみで赤ちゃんを支えようとすると、お腹に力が入りにくくなり、骨盤が後ろに傾いた姿勢になりやすいのだそうです。骨盤が後ろに倒れると、それを補うように背中や肩が丸まり、結果として肩がすくみやすくなる。肩だけを直そうとしても、土台になっている骨盤が同じ姿勢のままだと、また元に戻ってしまうというわけです。
言われてみれば、抱っこしている時の自分の姿勢は、いつも骨盤が後ろに沈み込んで、猫背気味になっていました。肩の力を抜こうと意識しても、数分後にはまた同じ場所に力が入っている。それは私の意識の問題というより、体の土台である骨盤が、そもそも支えにくい状態だったからなのかもしれません。
できることから、少しずつ
それに気づいてから、抱っこの前に一度、骨盤を立てるように座り直す・立ち直すことを意識するようになりました。それだけで肩の力みが少し軽くなる日もあれば、あまり変わらない日もあります。感じ方には個人差があると思いますが、「肩だけをどうにかしよう」と思っていた頃より、体全体を見る視点が持てるようになった気がしています。
骨盤を立てる感覚を保つために、骨盤まわりを支えるタイプのアイテムを使っている人もいると聞きます。うまく骨盤の位置を保てると、上半身の力みが減って、抱っこの負担も少し違って感じられることがあるようです。赤ちゃん優先で自分は後回しになりがちな毎日だからこそ、体の土台の部分だけは、無理のない範囲でいたわってあげたいなと思っています。
肩の力を抜くこと、それ自体をがんばる必要はありません。ただ、その力みの理由が「骨盤」という少し離れた場所にあるかもしれないと知っているだけで、自分を責めずにすむ瞬間が増える気がしています。
立体2段構造で骨盤全体を包み、恥骨の方向へ正しく締める骨盤ベルト。お腹を締め上げないので苦しくならず、動いてもズレません。だから24時間つけたままでも続けられます。
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