レンチンお灸、コンビニの肉まんで気づいた話

冷えとりグッズが続かない私が、コンビニの肉まんを手にした瞬間に「これでいいんだ」と気づいた、ゆるすぎる温活の話です。

サチ
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サチ#ずぼら健康

がんばれない人の味方。温活や冷え・むくみ対策を、ゆるく続けられる形で紹介します

肉まんを両手で持った瞬間、指先がじわっとした

先週、駅前のコンビニで肉まんを買いました。レジ袋を開けて、両手でそのまま包みを持った瞬間、指先にじわっと熱が伝わってきて、思わず「あったかい」と声が出そうになりました。別に温活のつもりじゃなくて、ただお腹が空いていただけです。でも、その日は朝から手先が冷たくて、キーボードを打つのも億劫だったので、肉まんの熱がやけにありがたく感じました。

それで気づいたんです。私、湯たんぽも腹巻きも持っているのに、この日は使っていませんでした。棚の中で眠ったままの湯たんぽより、コンビニで買った肉まんのほうが先に私をあたためてくれた。これって、ちょっと悔しいような、でも笑えるような話だなと思いました。

「ちゃんとしたグッズ」を用意するほど、使わなくなる私

思い返すと、私が続かなかった温活グッズには共通点があります。どれも「よし、やるぞ」という気持ちが必要なものでした。湯たんぽはお湯を沸かして、注いで、蓋を閉めて、カバーに入れて、という手順がある。腹巻きは朝、服を選ぶときに「今日はこれを着て、その上に重ねて」と一段階よけいに考える必要がある。どちらも悪いものじゃないんですが、疲れて帰ってきた日に「よし」という気力が残っていないと、結局、棚の奥や引き出しの中で待機したままになります。

一方で肉まんは、レジで会計をして、袋を開けるだけ。手順がゼロに近い。しかも「あたたまろう」と思って買ったわけじゃなく、「お腹が空いたから」買っただけなのに、結果としてしっかりあたたまっていました。目的が二重になっているというか、ついでに叶っているというか。ずぼらな私にとって、これはかなり相性のいい形だったんだと思います。

手のひらは、体の中でも冷えを感じやすい場所らしい

手や足の先が冷たくなりやすいのは、気のせいではなく体のつくりに関わっていると言われています。体は、内臓など生きるうえで大事な部分の温度を守るために、寒さを感じると手足の血管を細くして、そちらへ流れる血液を減らす方向に働くそうです。いわば、体温を守るための後回しにされやすい場所が、手足の先というわけです。だから指先だけが妙に冷たいのに、お腹はそこまで冷えていない、ということが起こるのだと聞いて、なるほどと思いました。

そう考えると、肉まんを両手で包むという行為は、体が後回しにしがちな場所に、外からじかに熱を届けてあげる行為だったのかもしれない、と気づきました。手のひらって、実は体の中でも神経が集まっていて、温度を感じ取りやすい場所とも言われています。だからちょっとの熱でも「あったかい」とはっきり感じるのかもしれません。理屈はともかく、実際に指先がじんわりゆるんでいく感覚は、その場でちゃんと味わえました。

「ながら温活」という、頑張らない選択肢

この一件があってから、私は「温活のためのグッズ」より「もともと熱いものを、ついでに手で持つ」ことを意識するようになりました。缶コーヒーを買うときは、あたたかい方を選んで、しばらく両手で包んでから飲む。お味噌汁を作ったら、お椀を両手で持つ時間を少しだけ長くする。電子レンジで温めたタオルを、洗い物のあとに手に当ててみる。どれも「温活をやるぞ」という気合いは必要なくて、もともとやっていることのついでに、ちょっとだけ手を熱源に近づけるだけです。

正直、これで冷えがすっかりなくなるとは思っていません。私の手足は相変わらず冷たい日もありますし、それは仕方のないことだと思っています。ただ、肉まんを両手で包んだあの瞬間のような「あ、あったかい」という感覚を、意識的に拾いに行くようになったのは、自分の中で小さな変化でした。グッズを新しく買わなくても、すでに手にしているものの熱を、ちゃんと味わうだけでいいんだと気づいたからです。

湯たんぽも腹巻きも、もちろん出番があればちゃんと使います。ただ、それを「今日も使わなかった」と自分を責める材料にはしないことにしました。肉まんでも、缶コーヒーでも、お味噌汁のお椀でも、その日たまたま手にしたあたたかいものを、ちょっと長めに両手で包む。それくらいのゆるさで、今日も指先をあたためています。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。紹介している商品は医薬品ではなく、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

Little Good Days 編集部
サチミホレイコタクヤユウコハル

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