一日中運転して、車を降りた瞬間に腰が「重い」と主張してくる。そんな営業マン時代の癖を、信号待ちのたった数十秒で見直してみた話です。
働く人の腰・肩・冷え・疲れを、仕事の合間にできる現実的な方法で紹介します
営業職をやっていた頃、一日の走行距離が100kmを超える日も普通にあった。運転自体は嫌いじゃないんだけど、問題は車を降りた瞬間だ。腰がずっしり重くて、最初の一歩がどうもぎこちない。「今日も座りっぱなしだったな」と体が教えてくれるあの感じ、経験ある人も多いんじゃないだろうか。
最初は「疲れてるだけ」「歳のせい」で片付けていた。でも同僚に聞いてみると、同じように長時間運転している人でも、腰にくる人とそうでもない人がいる。差は何だろうと気になって、自分なりに座り方を観察してみた。
骨盤が寝ていると、腰が全部引き受ける
運転席に座ると、どうしても骨盤が後ろに倒れて、いわゆる「仙骨座り」に近い姿勢になりやすい。骨盤が寝ると背骨のカーブが崩れて、本来なら分散されるはずの負担が腰の一点に集中しやすいと言われている。長時間のドライブだと、この状態がそのままキープされ続けるわけだから、腰が疲れるのも無理はない。
しかも運転中はハンドルを握る手と足元のペダル操作に意識が向いているから、骨盤の傾きなんて気にする余裕がない。気づいた時には、もう座り直す気力もないくらい体がこわばっている、というのがよくあるパターンだった。
信号待ちでできる、小さなリセット
とはいえ運転中に大きく姿勢を変えるのは危ないし、そんな余裕もない。だから僕がやっていたのは、信号待ちのタイミングでお尻の位置を座面の奥までしっかり入れ直すことだけ。骨盤を立て直すイメージで座り直すと、それだけで背筋が自然と伸びる感覚があった。
大きな動作じゃないから、次の青信号までに終わる。これを一日に何度か繰り返すだけでも、降車後の重だるさが違う気がしていた。もちろん個人差はあるし、劇的に何かが変わるわけじゃない。でも「何もしない一日」と「時々座り直す一日」では、体の感じ方が違う気はしていた。
土台がぐらつくと、姿勢は維持できない
座り直しを続けているうちに気づいたのは、骨盤の傾きって自分の意識だけでキープするのが結構難しいということだ。信号待ちで一度直しても、次の信号までにまた元に戻っている。体は楽な姿勢に流れたがるものらしい。
それで試しに使い始めたのが、骨盤ベルトのコシラックだった。運転中にベルトが土台を軽く支えてくれている感覚があると、座り直した姿勢が保ちやすくなる気がしたのだ。締めつけがきつくないから長時間つけていても苦しくないし、通気性がいいので蒸れる心配も少ない。運転中に動いてもズレにくいから、いちいち直す手間がないのも地味にありがたかった。
骨盤・姿勢は体の土台と言われていて、腰の張りだけでなく肩こりや巡りの悩みにもつながっていると聞く。もちろん「つければ全部解決」なんて単純な話じゃないけど、土台を意識するという観点で選ぶなら、一日つけっぱなしでも快適に過ごせる作りかどうかは大事なポイントだと思う。
男が骨盤ケアって、別に変じゃない
正直、最初は「骨盤ベルトって女性のものじゃないの」という先入観があった。でも運転職や立ち仕事で腰に負担がかかるのは、性別関係ない話だ。体の土台を気にかけるのは、車のメンテナンスと同じくらい当たり前のことだと今は思っている。
信号待ちの座り直し、次の運転から試してみてほしい。数十秒の小さな習慣が、夕方の体の重さを少し変えてくれるかもしれない。
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