同世代の友人が続けている「寝る前の白湯」。半信半疑で真似してみたら、体の変化よりも先に気づいたことがありました。
50〜60代・親世代の視点で、冷えや巡り・姿勢の変化とのつきあい方を考えます
友人の習慣を、ちょっと疑ってました
先日、同世代の友人とお茶をしていたら「最近、寝る前に白湯を飲むようにしてるの」と言うんですよね。冷えやすい体質は昔から似ていたので、へえ、と思いつつも、正直「そんな簡単なことで変わるのかな」と半分疑っていました。50代にもなると、体にいいと言われることを片っ端から試してきた経験があるので、つい斜に構えてしまうところがあるんです。
でも彼女があまりに気持ちよさそうに話すので、その晩から真似してみることにしました。
やってみて、まず変わったのは「気持ち」だった
やり方は単純で、寝る30分くらい前にお湯を沸かして、少し冷ましてからゆっくり飲むだけ。体温より少し高いくらいの温度が飲みやすいと友人が言っていたので、そのくらいを目安にしました。
正直、飲んだ瞬間に体がぽかぽかするような劇的な変化はなかったんです。でも、コップを両手で包んで、湯気を見ながらゆっくり飲むという時間そのものが、なんだか一日の締めくくりみたいで心地よくて。スマホを見ながら過ごす夜の時間とは、明らかに違う感覚がありました。
自律神経は、日中の活動モードである交感神経から、休息モードの副交感神経へと切り替わることで眠りへの準備が整っていくと言われています。慌ただしく動いていた体と心を、ゆっくり温かいものを飲むという行為でいったん区切る。そのこと自体が、切り替えのきっかけになっているのかもしれないなと感じました。
母もやっていた「寝る前の一杯」
そういえば、と思い出したのが実家の母のことです。母は白湯ではなく番茶でしたが、寝る前に必ず一杯飲んでから布団に入る人でした。当時は「年寄りくさい習慣だな」くらいにしか思っていなかったのですが、今になって振り返ると、あれも母なりの「体を休息モードに切り替えるスイッチ」だったのかもしれません。
年齢を重ねると、体は冷えやすくなる一方で、日中の緊張がなかなか抜けにくくもなると感じています。私自身、更年期を過ぎてから、夜になっても妙に頭が冴えて眠れない、ということが増えました。だからこそ、こうした小さな「区切りの儀式」が、思っている以上に大事なのかもしれません。
白湯だけでなく、体の土台も気になり始めた話
白湯を続けるようになって一週間ほど経った頃、ふと気づいたことがあります。夜、布団に入ったときの姿勢が、以前より少し楽になっている気がしたんです。これは白湯そのものというより、寝る前にゆったり座って過ごす時間ができたことで、猫背気味だった背中が自然と伸びたからかもしれません。
骨盤や姿勢は、体全体の巡りや自律神経の働きとも無関係ではないと言われています。日中、立ちっぱなしや座りっぱなしで骨盤まわりが固まっていると、夜になっても体がうまく休息モードに入りにくいという話も聞いたことがあります。白湯を飲む数分間、姿勢を意識してみるだけでも、一日の終わりの「整え時間」になるのかもしれません。
効果より先に、習慣そのものが心地よかった
結局のところ、白湯を飲んだから劇的に眠れるようになった、とは言い切れません。個人差もあるでしょうし、その日の疲れ具合にもよります。ただ、寝る前に何か温かいものをゆっくり飲むという時間が、私にとって「今日はここまで」という区切りになったのは確かです。
友人の何気ない一言から始まった小さな習慣ですが、続けてみるものだなと思っています。今夜も、コップ一杯の白湯から始めてみようかなと思っているところです。
※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。紹介している商品は医薬品ではなく、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や治療中の方は、医師など専門家にご相談ください。
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